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エッフェル塔とセーヌ川を背景にした、ファブリック・デザイナーのシーラ・ヒックス(左) 古色蒼然たる石造マンションの入口(右) 先頃 日建設計の「UNDER CONSTRUCTION展」の折、 亀井忠夫執行役員から伺った奇縁の話。 彼は今年の4月頃出張でスペインに行き、 パリ経由の帰途だったので、パリで知人のデザイナーに会ったという。 それは僕もよく知っている, 世界的なファブリック・デザイナーのシーラ・ヒックスだった。 亀井氏は自分が担当した 「虎ノ門琴平タワー」や「新潟県土連ビル」などに、 ヒックスの作品を何回かお願いしている既知の仲。 ただしヒックスと僕が20年来の知り合いとは知らなかったようだ。 彼がパリに着いた日、ふたりは夕方食事に出掛けた。 その時ヒックスの口から僕の話が出て、 僕の家に遊びに来たことなどを聞いたりして、 亀井氏もやっと、自分とシーラと僕の3角関係を理解できたようだ。 虎ノ門琴平タワー(日建設計)のシーラ作品(左) 新潟県土連ビル(日建設計)のシーラ作品(右) 実際に僕は単身パリに行った時は、 彼女の16~17世紀にできた石造マンションの、 最上階のロフトに宿泊させてもらってパリ取材をしたことがある。 彼女のアトリエはマンションの1階にあり、 そこには種々の国籍の弟子たちが布を相手に戦っていた。 それはパリの遠い記憶である。 このところ4~5年会っていないが、次回パリに行く時は、 地下鉄オデオン駅から1~2分の古い館を訪れてみたいと思っている。 アトリエのシーラ・ヒックス photos : Courtesy of the Nikken Sekkei & Tadao Kamei (except Synectics Inc.) text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc. 建築写真の貸し出しも行っています。こちらにお問い合わせください
by archieditor
| 2009-07-10 17:38
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