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作品の前に立つ福田秀之さん(左) 福田さんデザインの『世界の建築家51人 コンセプトと作品』(右) 昨夜は日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)主催の 「粟辻美早は、福田秀之が。」展に寄ってみた。 福田秀之さんは 拙著『世界の建築家51人 コンセプトと作品』(ADP)の デザインをお願いしたグラフィック・デザイナーで、 僕は特にあの表紙が気に入っている。 登場する51チームの建築家の英文名で、 夜の都市に屹立するビル群を表現したものだ。 バーの雰囲気を残すカウンター周りの空間 JAGDAは六本木ヒルズの斜め向かい辺りにある 三保谷硝子店のB1Fにある。 ここでJAGDAの会員が2名1組になって 「1週間展覧会」を1年間続けるという。 そのキックオフを受け持ったのが 粟辻+福田という44歳同士の会員である。 会場は以前バーがあったところで、 バー・カウンターをそのまま残してあり、 そこにワインやビールやツマミが置いてあって、 ギャラリーとはいえ雰囲気は最高だった! 福田さんは田中一光事務所OB。 展示は面白い。米粒にちょっとボンドをつけて、 ひと粒ずつ並べて文字や物の形を描く。 それに斜めのライティングを施し撮影すると、 米粒のシャドウが付いた立体感のある写真ができる。 これを正面から見ていると米粒が浮いているように見えるのだ。 粟辻さんはアメリカのクランブルックでグラフィック・デザインを学んだ人。 だから壁一面の巨大でカラフルな展示も、 アメリカのパッケージ・デザインが混入されているようだった。 次回の案内も事務所に届いていた。 「二人の太郎展:有澤眞太郎+松吉太郎 シンはどっちだ!」。 JAGDAの展覧会のタイトルはウィットに富んでる! 福田さんの作品(左) 粟辻さんの作品(右) 「粟辻美早は、福田秀之が。」展 2009年8月4日(火)-8月8日(土) 会期中無休 12:00-19:00 入場無料 JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会) 港区西麻布1-8-4 三保谷硝子店B1F photos & text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc.
by archieditor
| 2009-08-05 17:03
| Event & Exhibition
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