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一昨日の1月26日、日建設計が自社ビル1Fのギャラリーで開催する展覧会 「NIKKEN X TERMINAL展」に出かけた。 近年“エキナカ”とか“エキウエ”とか“エキチカ”とか、 駅自体の開発見直しが盛んなのは周知の事実だ。 ところがこの展覧会をみると、そんなレベルの駅開発でないことが分かる。 展示風景。レンガで組んだ基壇の上に展示した洒落た展示デザイン(左) 2 オープニング・パーティ風景。奥が海外プロジェクト展示コーナー(右) この展覧会のサブタイトルと思われる「駅から街へ」が、その内容を如実に物語っている。 今や駅は、電車や列車が人々を運び、乗降させるだけの機能をもつビルではない。 駅が存在するエリアの発展の核となるのだ。 そういった駅デザインの拡大志向の具体案が、日建による作品の数々で紹介されていた。 日建は今までに、西鉄福岡駅、新横浜駅、六本木一丁目駅、 みなとみらい駅、東京駅などで、駅+街づくりは実証済み。 現在は渋谷駅で「渋谷新文化街区」の街づくりに懸命だ。 また海外でも中国では上海と深圳(2件)、韓国では仁川で2件を進行させている。 レンガ基壇の上に展示された「みなとみらい駅・クイーンズスクエア横浜」(左) 「西鉄福岡駅・ソラリアターミナル」の展示(右) それぞれのプロジェクトは単なる駅舎の建設ではなく、 駅が街に向けて生物のように触手を延ばしていくような開発ばかりだ。 「駅から街へ」の意味が十分読み取れる。 展示はレンガを積んだ基壇をつくり、その上に各プロジェクトを演出。 海外プロジェクト・コーナーには、模型の新幹線が やはりレンガ積みの高架鉄道の上をグルグル回っていた。 中国・深圳の「国家鉄道深圳旅客駅総合計画」の展示(左) 新幹線がレンガ積みの高架線路を走っている!(右) 今駅ビルには、ホテル、デパート、店舗は当たり前。 その他シネコン、スクール、クリニック、保育園なども入っている。 ここで僕は思い出した。 かつてバーナード・チュミが80年代に来日した時、 インタビューで彼は「日本の駅は多機能でスゴイ!」と驚嘆していた。 それは彼が言う3つのプログラミングのひとつ、 「ディスプログラミング(異なる機能を多数取り込むコンセプト)」が現実化されていたからだ。 この展覧会の日の朝刊に、JRがアメリカに新幹線や リニヤモーターカーを売り込むという記事が出ていたのを思い出し、 日建の方々に、今までの経験を生かして JRと一緒にアメリカに進出することを勧めてきた。 日建設計「NIKKEN X TERMINAL展」 2010年1月26日(火) – 3月31日(金) 9:10-17:00 土日祝日休館 日建設計 東京ビル1階ギャラリー photos & text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc.
by archieditor
| 2010-01-28 15:03
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