レム・コールハース(OMA)設計の
「プラダ・トランスフォーマー」が、韓国ソウルに完成。
慶熙宮の隣地に完成した建物のオープンには、
韓国文化相、ソウル市長、ミウッチ・プラダ会長とレム・コールハースが参列。
高さ20mのパビリオンは、4つの基本的な幾何学的面からなる4面体で、
各面は円形、十字形、6角形、4角形。
いずれも建物内で開催される文化的なイベントに呼応した床プランとなり、
残る3面が壁となる仕組みだ。
この仮設建築は、クレーンによって持ち上げられて回転し、
各イベントに相応しい形態となる。
その後半透明なメンブレインが掛けられる。
3ヶ月間のうち、ファッション展覧会、フィルム・フェスティバル、
美術展、プラダ・ファッション・ショーの4イベントが予定されている。
第1回目は、ミウッチャ・プラダのデザインによるスカートを展示する
“ウエスト・ダウン展”は、OMAのシンクタンクであるAMOのキュレーションである。
レム・コールハース/OMAについては拙著
『
世界の建築家-思想と作品』彰国社、参照
photos&text :
Masayuki Fuchigami / Synectics inc.
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