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七夕の夜の狙いは、 地元吉祥寺の“ハモニカ横丁”だ。 中央線沿線の呑み助連中の憩いの場所である このハモニカ横丁が、近年一部を改修して、 ワインの立ち飲みなどができる バタ臭い店が数軒できたのである。 昔はおやじ臭い連中ばかりが多かったのだが、 近頃は若い人、特に若い女性が増えるという、 僕らおやじ連中にとっては、 すこぶる付の好ましい現象が起きているのだ。 僕は数軒ある改修されたお店の中でも、「ハモニカ・キッチン」を選んだ。 ここの3階には居心地のよい小さなテラスがあって、 季節の良い時は気持ちがいいからだ。 ここからはハモニカ横丁を往来する人々を見下ろしつつ、 またこの界隈の決してきれいとは言えないが むしろ味のあるルーフスケープを堪能することができるのである。 丸テーブルが4つ置けるほどの広さしかないテラスに、幸い客はいなかった。 僕はすぐ一番先端部のいい席(と自分で信じている)をとりワインを注文した。 チリ産の安いソービニヨン・ブランとパルマ産の生ハムだ。 白ワインで生ハムも悪くないと舌鼓を打っていると、やはり七夕である、 若いカップルと、若い女性4人ほどのグループがやってきた。 しばらくワイワイやっていると、 隣の屋根からエドガー・アラン・ポーがやってきた! そう、夜陰に乗じて黒猫がテラスに降りてきた。 生ハムを出すと近寄ってきて「美味しい!」と言わんばかりに食べた。 その途端若い女性たちが、「かわいい」といってデジカメで写真を撮りだした。 僕もすかさず緑に輝く目を持った黒猫を撮った。 ついでに自分も撮ってもらった。 背後にパルコのネオンが輝き、薄汚いハモニカ横丁の屋根が黒々と見える。 七夕の夜は、“アルコール漬け”だったがちょっぴり“建築漬け”でもあった。 photos&text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc. 建築写真の貸し出しも行っています。お問合せはこちらのページ一番下の矢印をクリックください
by archieditor
| 2009-07-08 15:55
| SYNECTICS
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