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12月に入って師走の言葉を聞くと、何かとせわしく感じられる。 早いもので「淵上正幸の日々建築漬け」も1年になろうとしている。 このブログでは、月初めにページの左欄にあるスケッチが変わるのをご存知だろうか。 11月はイスラエル・テルアヴィヴの建築家、 ツヴィ・ヘッカーが住む自作の集合住宅「ドゥビナー・ハウス」で、 僕が1990年7月23日に一宿一飯のお世話になった時に描いたものだった。 12月はヘルツォーク&ド・ムーロンの「シャウラガー美術館」。 毎月自分のスケッチ集の中から独断と偏見とその時の気分で選んでいる。 「シャウラガー」には2回ほど行ったが、これは2004年5月8日に行った時のもの。 なぜか日付が2400.05.08となっている。 僕がスケッチを描くのは建築ツアーの時なので、急いで描いているケースが多い。 それでこのときは2004年を2400年に間違えてしまったらしい。。。 さてヘルドムの「シャウラガー」は、ちょっと変わった美術館。 正面ファサード以外の外壁は現場の土を塗り固めたもので、土色をしている。 1階と地階の展示は、入場料を払えば誰でも見られるが、2階以上は常時閉じており、 研究者や教育者などに予約制で解放するシステムなのだ。 上階は常設で、1階と地階は企画展示のようだ。 建物はスイス・バーゼルの郊外にあり、正面の直ぐ前に鉄道駅がある便利なところだ。 バーゼル近郊にはヘルドムの若き日の作品が散在していて、 僕の『ヨーロッパ建築案内』Vol.2に出ているが、 「シャウラガー」は新しいので掲載されていません。 バーゼルへ旅行の時は、「シャウラガー美術館」訪問をお忘れなく! photos & text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc. 建築写真の貸し出しも行っています。 お問合せはこちらのページ一番下の矢印→をクリックください
by archieditor
| 2009-12-02 15:42
| SYNECTICS
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