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「Modelia Brut TORITSUDAI」 設計:谷内田章夫ワークショップ (谷内田章夫) 先週末1月30日の土曜日、 集合住宅づくりの達人・谷内田さんの都立大駅近くにできた 「Modelia Brut TORITSUDAI」を見学した。 晴れ上がった青空の下、谷内田さん得意のRC打放しが きりっとしたシャープな表情で立ち上がっている。 旗竿形の土地なので、路地のアプローチが長いパースペクティブを生んでいる。 パースペクティブが効いた長いアプローチが印象的(左) 開口部の大きな南側外壁見上げ(右) 敷地はほぼ東西に長く、その形状からいわゆる棟割長屋の形式で、 南側の住戸群と北側の住戸群が背中合わせになっている。 つまり両隣と背後が他の住戸に接するという厳しい条件を、 谷内田さんはどのような解決をしたのか、僕は興味津々であった。 最初に入った住戸は、玄関を入ったところが1階レベルで、 すぐ正面にスキップ・アップしたロフトがある。 天井高は130cmくらいで、面積に入らない部分だ。 玄関を入ったところから今度は地下へ。地下レベルがLDKだ。 ここは地下からロフトの天井までの吹抜けで、 自然光は玄関脇の開口部からこの垂直空間へ長く深く入る。 結局ここでは1階レベルの床面積は玄関部分のわずかなスペースしかない。 谷内田さんはロフトと地下緩和を十分に利用した非常に経済的なマンションをつくった。 因みに賃料は約12万円。 最初の住戸は玄関を入るとロフトがあり、下側は地下からの吹抜け空間(左) 地下空間の構成。階段上の1階の開口部から採光する(右) 今度は2階の住戸に入ってみると、玄関から2階への階段に美しい光のシルエットが。 居間へ上がると、広い開口部からの燦々と降り注ぐ太陽光がまぶしい。 この光が3階への階段を照射して光の芸術的シルエットを演出していたのだ。 ここでも吹き抜けた垂直的な高い空間に、ロフトをつけて床面積を稼いでいる。 2階の空間のなかに、ロフトがあるから、内部は3階建てといった印象だ。 ロフトは寝室になるし、物置にもなる非常に重宝な空間だ。 2階の住戸はさすがに大きな開口部で“太陽がいっぱい“(左) 3階上部のロフトをみる(右) 3階への階段が生み出した光の芸術(下) 今度は北側の2階住戸にチャレンジ。 ここは公園のような隣家の庭から、 豊富なグリーンが圧倒的な量で流入する恵まれたローケーション。 そのため谷内田さんは大きな開口部を設けて、住人の目を楽しませる算段だ。 北側斜線のための傾斜屋根によって、 吹抜け空間はトップライトをつけた傾斜天井で、空間に変化をつけている。 建物の東西妻側は、断熱材とガルバリウム鋼板による外断熱を採用。 東西妻側端部の住人には優しい配慮である。 東横線都立大駅から5分ほどの、至便かつ閑静な隠れ家的住まいは、 住み心地よさそうであった。 北側2階住戸の開口部からは緑がいっぱい(左) 3階から傾斜天井のトップライト越しに隣家の緑が見える(右) 北側のアプローチ通路を見る(左) 西側妻壁のガルバリウム鋼板による外断熱(右) 偶然一緒に見学させていただいた建築家の原尚さんと3人で記念写真。 原さんは名にし負う車好き。 この日も何十年前に買ったボルボの古い車(といってもピカピカで超きれい)で来た。 帰りに自由が丘駅まで送ってもらった。 貴重な体験のおまけが付いたオープンハウス訪問であった。 左から原さん、谷内田さん、僕、名車ボルボ(左) 慎重な運転振りの原さん(右) photos & text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc.
by archieditor
| 2010-02-03 15:20
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