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「杉並の住宅」 設計:マウント・フジ・アーキテクツ・スタジオ(原田真宏+原田麻魚) 2月から3月にかけて、上海、インドと海外に行っていたため、 ご紹介するのが遅くなってしまい、申し訳ない。 僕は最近オープンハウスで、 “旗ざお”形の敷地に建った作品によく出くわすケースが多い。 2月18日、東京・阿佐ヶ谷に完成した マウント・フジ・アーキテクツ・スタジオ(原田真宏+原田麻魚)の 「杉並の住宅」もそうだった。 この家は、さお部分が極端に狭いので、設計者の原田さんは苦労されたようだ。 通りに面して間口1.5メートルほどの倉庫か物置の入口といった風情のドアがあり、 その横に新築の住宅があった。 僕は道路側外観を撮ろうと、数回シャッターを切った。 するとそのドアの前にいた人たちが、「オープンハウスはこちらですよ」と言って、 そのドアを指すではないか。 その入口を入ると細い廊下のような通路があり、これはゲート・ハウスだそうだ。 2階は書斎になっている。そこをでると正面に別棟でメイン・ハウスが見えた。 シンプルこの上ない玄関(左) ゲート・ハウスの玄関方向を見る(右) ゲート・ハウス2階の書斎(左) ゲート・ハウスの裏側(メイン・ハウス側)(右) 離れとなっているゲート・ハウスは、旗ざお形敷地のさお部分が余りに狭いので、 原田さんが考えた苦肉の策だ。メイン・ハウスは1階に寝室やバス&トイレを配し、 2階は広いLDだ。このLDがビックリもの。南側は全面がガラス張り大開口部。 聞けば、単板では最大のガラスで、約4m X 2.6mあるという代物。 隣家の古い美しい瓦屋根と樹木越しにお寺も望めるいい景色のパノラマだ。 良くぞこんなに素晴らしい景色を見つけたものだと感心させられた。 メイン・ハウスの正面入口(左) 素晴らしい景色が広がる2階の大開口部(右) この住宅は東西側の壁面に、1,2階ともすべて本棚をつくり、 それを構造壁としている。だからキッチン側にも居間側にも収納棚がいっぱいだ。 そこで驚いたのは、クライアントの奥様が こと細かくサイズ入りの収納品のスケッチを描いたのだ! 原田さんもこれには助けられただろう。 木チップを固めたMDFを使用した内部は、広く開放的で居心地満点。 しかもゲート・ハウスを含めたアクセス通路が、 道路から深く敷地奥まで入っているので、静かなことこの上ない。 休日、大開口部からの陽だまりで、 クライアントのご主人が転寝でもしている光景が浮かんできた。 キッチンにも収納棚がいっぱい(左) 居間側の壁面も収納棚(右) クライアントの奥様が描いた収納品のサイズを書き込んだスケッチ(左) 原田さん夫妻も満足のいく仕上がりにニッコリ(右) photos & text : Masayuki Fuchigami / Synectics inc.
by archieditor
| 2010-03-31 16:17
| Open House
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